このレビューはネタバレを含みます
20221011 自分用忘備録
ふと思い立って中江裕司監督の映画をみている。今作はDVDで買えました。
シェイクスピアの原作に触れたことがあればすぐに入れるはずの世界なのに、どうもそうではない。ウチナーグチのせいかな、というとどうもそれだけではない。
既存の知っているものとはちょっとずつ色々なものが違う。ずらされていく。南国的にズレたり、素人劇風にズレたり、間や盛り上げにも妙な見慣れないものがある。引っかかりながら、楽しみながら、ときどき飽きながらみた。
DVDにつき日本語解説版という音声トラックもついていて、こちらは視覚に障がいがある人向けだが、終わってすぐ2回目をそちらでみた。こちらはなかなか分かりやすく、話もよく入ってきた。
総じて楽しんでみたが、どうも異文化体験的というか、祝祭的な空間のドタバタを楽しむという感じではなかった。主張の強い、味の濃い体験だった。原作に引きずられすぎたかな。ラーメンのつもりでソーキそばを食べちゃったとき、みたいな?
よく分からないもののことは悪く言いづらいから、その手でごまかされているような気もしないではないが、まぁ、一回くらいみてみてもいいんじゃないのかな、と思う変な映画だった w