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プリティ・リーグのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)
3.3
第二次世界大戦に参戦したアメリカ。プロ野球選手が次々と戦場へ駆り出されて困った大リーグは、苦肉の策として女性だけのプロ野球リーグを結成する(1943~1954)。
女子リーグ設立時の1943年を切り取って、女子選手たちの奮闘をキュートに描いたヒューマン・ドラマ。
監督はペニー・マーシャル。
音楽はハンス・ジマー。
原題: A League of Their Own
(1992、2時間8分)


~登場人物~
①"ロックフォード・ピーチズ"
・(監督)ジミー・デューガン(トム・ハンクス):元シカゴ・カブスの花形スラッガー。アルコール依存性。
・(捕手)ドティ(ジーナ・デイヴィス):オレゴンで酪農を営む(乳牛を育てている)。夫は出兵中。
・(投手)キット(ロリ・ペティ):ドティの妹。完璧な姉にコンプレックスを感じながら育つ。
・(センター)メイ(マドンナ):ダンスホールのダンサー。
・(三塁手)ドリス(ロージー・オドネル):メイの親友。ダンスホールの用心棒
・(二塁手)マーラ(ミーガン・カヴァナー):器量よしと言えない猛打者。バーで出会ったネルソンにぞっこんになる。
・(レフト)ベティ・"スパゲッティ"(トレイシー・ライナー):子連れ。夫は出征。
・(ライト)エヴリン(ビティ・シュラム):チームソングを書く。
・(レフト)シャーリー(アン・キューザック):読み書きが出来ない
・(一塁手)ヘレン(アン・ラムゼイ)
・(ショート、投手)エレン(フレディ・シンプソン):元ミス・ジョージア州
・(レフト、控え捕手):アリス・
"スキーター"(ルネ・コールマン)

②他の登場人物
・シカゴ・カブスのオーナー(ゲイリー・マーシャル)
・女子リーグ設立の担当者(デヴィッド・ストラザーン)
・スカウト(ジョン・ロヴィッツ)
・チームの付き添い(ポーリン・ブレイスフォード)
・出征した、ドティの夫ボブ(ビル・プルマン)
・"ラシーン"の一塁手(ティア・レオーニ)

物語はジーナ・デイヴィスとロリ・ペティ姉妹の確執をメインにしながら他の選手の人生を盛り込み、爽やかな女性賛歌に仕上がっている。
監督の女性目線が優しく、個性ある女性たちみんなが魅力的に撮られている。
よって、女性たちが輝く本作でトム・ハンクスは引き立て役に徹している。
主題歌の「マイ・プレイグラウンド」(This Used To Be My Playground)はもちろんマドンナが担当。
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