イーストウッドが、仕事は有能だが私生活は女性問題で荒れている。常識などお構いなく何でも俺流。が、“最後の正義”みたいなものは持っている新聞記者を演じている。
この年齢でこのモテモテぶりが多少違和感あるものの、どこか憎めないキャラクター。
テーマは人種差別だが、ラスト20分はアメリカ映画らしい無茶苦茶さ。
この頃の終わり方はハッピーエンディングがまだまだ多かった。
あの牧師の黒さ。
白人が殺されるとニュースになるが、黒人が殺されても誰ひとり捜査に来ない。
テーマを深く掘り下げる前の頃の作品なのかな?核心は深追いせずオブラートに包まれていた。
この後、『ミリオンダラー・ベイビー』『グラントリノ』『アメリカン・スナイパー』などの有名な社会派傑作が並ぶ。
今度『ミスティック・リバー』観てみようかな。
2024. 1/12、15