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カメリアのtemoのレビュー・感想・評価

カメリア(2011年製作の映画)
3.5
タイ、日本、韓国の監督が釜山を舞台に撮った短編オムニバス。

◆第1話 アイアン・プッシー
ウィシット・サーサナティヤン監督

楽しみ方が全く分からず苦痛でしかなかった。

◆第2話 カモメ
行定勲監督

ストーリーは今ひとつだけど、
ソルギョング×吉高由里子の組み合わせがただただ良い。
ソルギョングがごく普通の男っていうのが新鮮だったし、さらに日本語話す姿がめちゃくちゃ愛おしい〜。
吉高由里子のミューズとしての存在感、異国に佇む浮世離れ感。とても魅力的で美しかった。
この2人をもっと観ていたいと思った。


◆第3話、LOVE FOR SALE
チャン・ジュナン監督

ここでもチャンジュナン節が炸裂。
カンドンウォンとソン・ヘギョを揃えてこのB級感は逆に貴重。
この監督の映画はいつも、なんだか駄菓子に紛れて猛毒を食べさせられた気分になる。
チープでナンセンスなSFの中に見える痛い現実。その見せ方の塩梅が上手い。
カンドンウォンとファンジョンミン(女優)のキッスはもう2度と観れないだろうから目に焼き付けときました。

「扉(ムン)の音(ソリ)」の遊び心も好き。
んで後から監督の奧さんだと知ってびっっくりした。
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