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マッチ工場の少女のDのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
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アキ・カウリマスキのプロレタリアート3部作の3作目。

本作を悲劇ととるか、喜劇ととるかは、人それぞれの解釈によるが、決めつけてはならないタイプの作品。

また、気分によっても、その受け取り方は変わってくるだろうし。

カウリマスキが試みたのはそんな高等技術のような気がする。

前2作までとは異なり、陰惨なイメージが強まり、徹底的に突き放した姿勢がみられる。

カティ・オウティネン演じる少女は無垢な故に、世界からみはなされてしまう。

鑑賞のタイミングとしては、この世はクソッタレだと思ったときにみるといいかもしれない。
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