べえさあ

ラヂオの時間のべえさあのレビュー・感想・評価

ラヂオの時間(1997年製作の映画)
3.8
「 手は、ある!」

沢山笑わせてもらいました!

元々は演劇で後に映画化された三谷幸喜の初監督作品。

出演者やプロデューサーの都合でラジオドラマの脚本がどんどん変更されていき生放送中にストーリーが二転三転します。とにかく最初から最後までドタバタ劇が止まりません(笑) 色々な伏線も仕掛けられていて、流石三谷幸喜さんの脚本ですね。ラジオ放送の裏側を見れるのも面白いですし、携帯電話やその他小道具からも当時の時代を感じます。

ラジオドラマは脚本家の木皿泉さんによる「呼吸する家」(https://youtu.be/o6gxWGSkKi8)を以前聴いたことがあるのですが、この映画を観て、改めてラジオドラマの素晴らしさを感じました。映像を頭でイメージするのは小説と同じですが、BGM、効果音、登場人物の声は用意されています。映画と文学の中間に位置する芸術作品ですね。夜にベッドで聴くと、そのまま感情に浸りながら寝れますし最高に心地いいです😌