dita

怪盗ルパンのditaのレビュー・感想・評価

怪盗ルパン(1957年製作の映画)
4.0
@ シネ・リーブル梅田 ~ゴーモン 珠玉のフランス映画史~   

面白かった!盗むほうも盗まれるほうも豊かでいいなぁ。ワルツ好きとしてはオープニングのダンスホールからわくわくが止まらず、じっちゃんアルセーヌ・ルパン(以下アル)の怪盗っぷりにうっとりした。

アルの盗んだもの
①絵画
盗んだ後の雑な扱いに笑う。フリスビーかよ。
②宝石
あの方法はギトリのやつでも観たから当時のフランスでは流行ってたのか。
③金
お金持ちの金庫からお世話になったあの人へ。使い方が粋。
④わたしのハート
あかんあかんと思いつつ、やっぱり盗まれちゃいますよね…

何よりいいなぁと思ったのが、変装アルに気付く理由が「手」ってやつ。手は口ほどにものを言うかどうかは知らんけど、手は男のエロスだと思います!あと、映画において観客にどうやっても伝えることが出来ないのが匂いってやつやけど、匂い(香り)を想像させる映画って大好き。

最終的にはボビーの可愛さに全部持っていかれた感があるなぁと思っていたらラストシーンのアレでアルがやっぱり全部持っていった。アルよ、チャーミングがすぎるぜ…。
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