解りやすくダメ男だけど、これをリアルと言われると……リアルですね。あるあると言いたくないけど確かにある。
わたしの思う平成3大沼男は、『愛がなんだ』のマモちゃん、『南瓜とマヨネーズ』のハギオ、そしてこの『さよならみどりちゃん』のユタカ。ここFilmarksでも似ている映画の欄にしっかり並んでいる。
ストーリーでは南Q太と魚喃キリコの区別は付いてない。。
星野真里さん可愛い。可愛いのでスナックの服もグレーのタンクトップにタイトスカートで大丈夫。喋るの好きじゃないと言っててあんなんなの可愛い。ユウコのお部屋も好き。
岩佐真悠子さんも可愛い。マキちゃんとユウコがベランダでハンバーグ食べてるシーン好きだった。「先輩となら男張り合ってもいいかも!」はこわいです。
あ!佐々木すみ江さんの優しいんだかそうでないんだかなスナックのママも好きでした。
ユタカはホラーです。でも解りやすくクズなので、近付かないでおこう……と心を強く持ったらもしかしたら引っかからずに済むかもしれない。
西島秀俊さんの声がナチュラルに大きいの、自分の事だけで周囲の気持ちはどうでもいいユタカの無頓着さが出ててよかったです。でも若い頃の他の映画でも西島さんの声大きかった。あと真顔が怖い。
みどりちゃんの話は誰もがちょくちょくしてるのに、遠くでタクシー乗ってる一瞬だけで最後までみどりちゃんがしっかりとは出てこないの、『レベッカ』っぽかったです。
ユタカの元カノ・リカちゃんを冷たい目でマキちゃんが見てたシーン。
これ、女子は(これが元カノ?)って思うことあります。そして(もしかしてみどりもこれ系?)と。
ハッ!ユタカ、リカちゃんのことは「オヤジの後は汚なそうじゃん」とか言っといてみどりちゃんピンサロ嬢!
これに気付くとスン…(・_・)て冷静になれそう。みどりちゃんにはそれだけ本気なんだなって。
傷付いて傷付いて強くなる。
観ていて楽しくはないけど嫌いになれない作品でした。
こういう男に引っかかってた人なら刺さります。わたしは元からこういう人だったら警戒するけど、一度、付き合ってた彼氏を後々これにしてしまった事がありました。若気の至りだ。こわいね。