MarySue

バビロンの陽光のMarySueのレビュー・感想・評価

バビロンの陽光(2010年製作の映画)
3.8
湾岸戦争で行方不明になった息子を探しに、信仰心が強い母親とその12歳の孫が様々な人と関わりながら旅をするロードムービー

母親のたまに狂的になるのが容認出来ず、イライラしながら観てました。後半ではそんなこともいってられない感じになるんですが、一度そのイメージが付いてしまったのでどうしても抜けなかった。

ラストの展開も微妙で、もっと考えて作ってくれたら良い映画になったと思います。


『DVD特典の監督インタビューの感想』

この映画を作るにあたっての苦労が伝わってきました。

2003年からアメリカによる侵略の所為で、イラクの映画産業は衰退してしまったという。

映画という文化芸術の火を消さないためにも映画を作ることに決めたそうです。

構想に5年を要したり、フィルムを現像するのにもひと苦労。

一番驚いたのは街で出会った人を演者として起用するということです。なんか普通オーディションとかするもんじゃないんですか?君良いね!映画出てみない?みたいな感じもあるんですねー。

「子供が死ぬと、自分の一部も死ぬ」……深い言葉です。
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