誰もいない家にやって来た男。
灯りをつけ
壁にドリルで穴をあけ
のぞく。
穴の向こうは摩訶不思議な世界。
のぞき終えるとカレンダーに印をつけ
目覚まし時計をセットし眠る。
次の日も目覚ましで起きると同じ事を繰り返す。そして次の日も・・
規則正しい反復のグルーヴ感が心地良い。
画面の明暗、カット割り、そして作業音。
目的?わかるはずもなく。
開けた穴から男が観るのは、説明のしようがない幻想世界。
意味?わかるはずなかろう。
何せ相手はシュヴァンクマイエル。
(穴から覗く男は、まるでシュヴァンクマイエルの世界を観ている我々観客のよう)
反復の回数が多く、かつ終わりであろう日(一週間)が決まっているので、途中で集中力が削がれるきらいはあり。