※感想ではありません。
気持ちがハイの時はいくらでも外に遊びに行けるのに、沈んでいる時は外に出るのも躊躇ってしまう。観たい映画が上映されていても、気持ちが死んでいると観に行く気になれない。映画を観に行けないなんて酷い人生だ。
本当は趣味に時間を割きたいと思っていても、風邪で心身ともにやられている今の私には、息をするのが精一杯で何も出来やしない。こんな生活を送っていたら死ぬまで映画を観に行けないだろう。どこかの大富豪が、何かの手違いで私の口座に5000万ほど振り込んでくれないかな…とも思ったが、私のことだから、身に覚えのないお金が入ったらすぐさま警察に連絡をして、耳を揃えて本人の元に返すだろう。私はなんてビビりなのだろうか。
となれば、もっと仕事を頑張って毎週映画を観に行けるくらいには稼ぎたい。でも私にはそれが出来ない。頑張りすぎるとすぐダメになる。もしかしたら私のメンタルは赤ちゃんなのかもしれない。
同じ赤ちゃんなのに、あかちゃんまんは心も体も強靭で本当に羨ましい。それに加えて、彼は周りの仲間を頼るのがとても上手なのだ。「もうダメだ〜！」となったら、みるくぼうやに助けを求めてミルクを飲ませてもらい、エネルギーを補給している。いつでも助けてくれる仲間を作ることが、生きていく上でいかに重要なことか、あかちゃんまんを見て知らされる。
対して私は、幼い頃からなんでも一人で解決したいマンなので、人を頼るのがとても下手である。頼まれた仕事は二つ返事でで承諾し、それを全て一人で抱え込み、全て終えた頃には満身創痍になって朝起きるのが辛いこともよくある。
新卒の頃に比べたら、人を頼ったり相談したりできるようにはなっているけれど、周りの世渡り上手マンに比べたら足元にも及ばない。みんなはどこでそんなこと学んできたんだろう。
あかちゃんまんはまだ離乳食も始まっていないのに、今年26になる私よりも生きるのが数百倍上手だ。これからは「あかちゃんまん先輩」と呼ぶことにしよう。
