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007/カジノ・ロワイヤルのkuuのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.0
『007 カジノ・ロワイヤル』
原題Casino Royale.
製作年2006年。上映時間144分。

6代目ジェームズ・ボンドにシリーズ初となる金髪碧眼のダニエル・クレイグを迎え、イアン・フレミングによる最初の原作を元にジェームズ・ボンドが007になるまでを描くシリーズ第21作。
週末にでも『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をタイミング合えば行こうと思うので再視聴しました。

英国諜報部MI6のスパイである‘00’(タブルオー)の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。
テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。。

個人的には、2006年以降のボンドシリーズは骨太でスマートな作品なんかなぁと思います。
『カジノ・ロワイヤル』じゃ、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に初挑戦。
『スペクター』とくらべて初々しい。
クレイグは、チャラい社交家じゃなく、厳格で冷血な諜報員であり、おそらく007のタイトルを冠した俳優の中で最もCOOLなキャラなんかなぁと。
映画は、ボンドがアフリカの爆弾製造者を追いかけて建設現場をあっちゃこっちゃ跳び跳ねるパルクールを使った激しいアクションシーンで始まる。
冒頭からすべてのアクションシーンは、信じれんくらいの実践的なスタントで埋め尽くされてて、何度みても目を見張るものがある。
ボンドの最初の任務を描いた今作品は、ダニエル・クレイグ主演の007シリーズ4作(今年の10月上映中の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を除いて)までの複雑なストーリーを設定してるかな。
早く『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』上映直ぐに観に行きたいとは思ってたけど、映画館へ行くとなると時間がない。
散々動画配信では映画を観てるが。。。
殺しのライセンスを取得したジェームズ・ボンドは、カジノ・ロワイヤルで行われる高額ポーカーゲームで、テロリストの資金源であるル・シッフルを打ち負かすちゅうミッションに挑み、卓越したマッツ・ミケルセンが演じるル・シッフルは、山の要塞から世界を征服しようとする億万長者ではなく、自暴自棄で残忍な野郎。
今作品は、古典的なボンドの要素を数多く取り入れてる作品を覆してる。
おそらく既成のボンドシリーズと比べ最大の変化は、今作品が他の作品にはない方法でエージェントを弱々しい人間として描かれてるとこかな。
見返して感じるのは、007の映画全体として、『カジノ・ロワイヤル』は個人的には上位作品でした。
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