つるみん

夢遊ハワイのつるみんのレビュー・感想・評価

夢遊ハワイ(2005年製作の映画)
3.5
【波の音がしない?】

台湾における徴兵制は、2018年をもって終了し、志願制へ全面移行された。(4ヶ月間の軍事訓練の義務は現在もある)60年以上続けてきた徴兵制を事実上終えた瞬間でもあった訳だが、もちろん本作は2005年の映画。そんな徴兵制があった時代を描く青春映画となっている。

話は、兵役終了間近のアーチョウとシャオグエが休暇という名の脱走したクンフーを連れ戻すというストーリー。クンフーが逃げ出した理由も恋人の心変わりを知って脱走したもので…。

台湾の夏っぽさは思っていたよりも感じられない。しかし一本の夏映画としては余韻を残す作品であり、クスッと笑えるシーンから胸痛むシリアスなシーンまでと幅広い。

この作品を機に台湾の徴兵制について学びたくなったので、ある意味自分にとっては貴重な一本である。

おデブちゃんという字幕がまた…。
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