好むところのロマンティシズムは豊かだけれどもいまいちイキきらない
おそらく、シチュエーション先行加減が強いから、そして、おっさん&それに比して若い女性という設定があまりハマってない、いや単に、主演2人がそんなに好きじゃないのかもしれない
これは以前から指摘していたことだが、ピータージャクソン『ラブリーボーン』(2009)およびイーストウッド『ヒアアフター』(2010)がともにスピルバーグ製作総指揮で、実際スピルバーグテイスト濃く、同時期に生者/死者、現世/常世ものを取り扱っていてどういうこっちゃと思っていたが、この度スピルバーグの未見作をカラーパープル、戦火の馬、アミスタッドと潰してきていたところであったが、オールウェイズも初見して、すでに取り扱っていたのだな、と気付き
それにしても、大林宣彦『異人たちとの夏』(1989)、相米『東京上空〜』(1990)、あと、まだ未見の『ニューヨークの幻』(1990)など、この時期に集中しているが、何がこの時代のムードを準備させたのだろうか