タケナミ

スワロウテイルのタケナミのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
4.5
舞台は架空の世界線にある日本。
日本語、英語、中国語が入り混じる移民だらけの無国籍な世界。
唯一の肉親を亡くした女の子・アゲハが娼婦に引き取られて、あらゆる手段で生き延びるお話。

貧困層というか、不良というか、そういう恵まれない環境で犯罪やドラッグ、ヤクザなんかと隣り合わせで生きていくアゲハとその仲間たち。

ザ・邦画!という感じ。
雰囲気強め。

物語が進むと登場人物の仲間も変わっていく。
そうやってなんとか生きていっているんだな。

あと、言語がぐちゃぐちゃでおもしろかった。
日本人キャストの拙い英語、日本語混じりの謎中国語(私の教養不足)、当然の日本語(役によってはいかにもなジャパングリッシュ)。
欧米の血が流れるキャストの流暢な日本語。

作中でアゲハが性的に搾取されていないのは1つの救いですね。

そして豪華なキャスト!
CHARAはやっぱり素敵な歌をうたう。
伊藤歩はあの時代の美少女の権化だと思った。
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