木野エルゴ

セブンス・カースの木野エルゴのレビュー・感想・評価

セブンス・カース(1986年製作の映画)
1.3
勇敢な医者ユワン(チン・シウホウ)はある夜、黒竜と名乗る男に呪いをかけられていると告げられる。そして黒竜の恋人ベッチーも同様に呪いにかけられており、黒竜はユアンにタイまで行って彼女を助けて欲しいと依頼される。

半信半疑だったユワンだが、自らの身体変調に気がつき、知人のウェスリー(チョウ・ユンファ)に助けを求める。

その呪いは1年前、ユワンがエイズの特効薬を探すためタイの北部に出向いた時、生贄にされた娘ベッチーを助けた際に呪術師から受けたものだった。

ベッチーがかけた術のおかげで1年は存えることができたものの、効力は既になくユワンは自分の命が残り少ないことを知る。早速ユワンはタイに向かい、自分に呪いをかけた呪術師と対峙することになるのだが…


すごく80年代の匂いがプンプンするスプラッタムービー。力の限り『エイリアン』のゼノモーフを再現し、ウジ虫やら人体切り裂きやら子供を生きたまま石ですり潰すやら、とりあえず思いつく限りの不快なものをごった煮にしている。見たことないけど黒沢清の『スウィートホーム』が思い浮かんだ。

ストーリーは中身のない微妙なインディジョーンズなので、グロくて気持ち悪いものが好きな人しか見なさそう。

吹替目当てで見たけど、特に何の感慨も起こらなかった。

チョウ・ユンファ主演って書いてるけどほとんど出てこない。若かりしマギー・チャンは可愛いけどだいぶウザいキャラである。
木野エルゴ

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