むっしゅたいやき

クレーヴの奥方のむっしゅたいやきのレビュー・感想・評価

クレーヴの奥方(1999年製作の映画)
4.5
鑑賞記録。

マノエル・ド・オリヴェイラ。
主演はマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘、キアッラ。
監督作品の常連、レオノール・シルヴェイラ、ルイス・ミゲル・シントラの出演も嬉しい、愛の不在の物語である。

本作も触れれば毀れそうな、感傷的な作品である為、レビューは割愛する。

「愛」とは、人を幸せにするものなのか、苦しめる物であるのか。
「個性」とは、「信仰」とは─。
様々な想念が千々に入り乱れ、上手く語れそうもない。

古風で濃密な生き様と、現代と云う時の流れの酷薄さとを唄に載せ、見事に融合させた名作である。
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