サーフ

ゴーストワールドのサーフのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.7
サブスクで配信されてないから中々見れなくて今回の劇場公開でやっと見れた〜!

高校を卒業した幼なじみのイニードとレベッカは大学に進学せず、就職もせずにダラダラと毎日を過ごしていた。
ダラダラの日常の中で2人は雑誌で見つけた出会い系広告で見つけたシーモアをダイナーに呼び出すというイタズラをする。
その後ふとしたきっかけでシーモアに再会することとなり、彼の人となりを知ってイニードはシンパシーを抱く様になる…というのが大まかなストーリー。

イニードの不器用な生き方に凄く共感を覚えると共に心の弱い部分をグサグサ刺される様な気持ちにもなる。こんな物悲しい気持ちになる映画とは思わなかった…。
周りの友達や同じ境遇だと思ってた人はは次のステップへ進んでいて、自分だけが変わることができていない現状に対する焦燥感やもどかしさ、そして焦りから自分が思ってもない事を言ったり行動したりする場面すっごく共感できる。

シーモアは外の世界に踏み出せずに趣味に囲まれた人間という描き方。初めて会った女性に対して専門的に音楽の話してなんとも言えない空気にするシーンとかもう居た堪れない。
イニードもシーモアも生き方がヘタクソ。ヘタクソなんだけど自分の中に2人と似た物を抱えてるから感情移入して見てしまう。
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