koya

やぶれかぶれ一発勝負!!のkoyaのレビュー・感想・評価

やぶれかぶれ一発勝負!!(1985年製作の映画)
4.0
1980年代の健全なティーンズ・コメディで、あまり過激なシーン(コカインとかセックスとかFワードとか)ないんです。
くだらないといえばくだらなくて、ジョン・キューザックはこの映画を本当に嫌っていて、監督に対して’ 'Better Off Dead...'(この映画の原題) was the worst thing I have ever seen. I will never trust you as a director ever again, so don't speak to me' と言ったそう・・・

その割には、この映画、評価高いし、好きっていう声多いんですよね。
ジョン・キューザック演じる高校生、レーンのホーム・コメディというか。
ジョン・キューザックがただのカッコイイだけ男の子ではなく、ドジな役回りも多いという魅力が堪能できる映画です。

お母さんはいつも奇妙な料理を作っているし、シリアルの箱とかはクーポンのところだけ切り取って穴が開いているから、持つと中身がどばーーーってでちゃう。

弟は無口で台詞がひとつもないですが、いつもアブナイ機械を作っていて、家に「スペースシャトルキット」なんて小包が来ているし。

新聞配達の子どもが、いつも新聞放り投げてガラスを割っていますが、2ドル新聞配達代・・・というといつでもどこでも出てて来るとかね、、、他愛ない、くだらない事の連続で、金城武君の台湾アイドル時代の観てて、こっちが苦しくなるドタバタ・ラブコメ・アイドル映画に比べれば、ずっとめぐまれてますがな。

この映画のクレジットが終わって最後の最後は
"The movie's over...you can go home now"

当時、20歳のジョン・キューザック、若くてかわいいね。
やはり、ハンサムなんだなぁ。こうしてみると。
今じゃ、50代。もうバリバリに政治的発言したり、ロシアにスノーデン氏にインタビューに行って本出したりしてますから、こういうおバカさん映画は不本意だったのでしょうが・・・人気はあるんですよねぇ、皮肉なことに。
まぁ、中身がないティーン・アイドル映画です、と言われてもしょうがないけど、私は意外と好きです。
I WANT MY 2 DOLLARS!!
koya

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