マリア

キング・オブ・キングスのマリアのレビュー・感想・評価

キング・オブ・キングス(1961年製作の映画)
3.8
イエスが青い目、茶髪のイケメンで違和感がある、と揃って言われるのをよく聞くある意味有名な作品。

長いと言われる人もいるけれど、もうそんなに時間が経ったのか!と思うほど見入っていた。

オープニングから壮大な音楽、大きな黄金英字、大スペクタクル映画が始まるよ!という期待感が高まる作りでかっこいい。
基本キリスト教映画でイエスが出てくる作品は、聖書をもとに作るのでどれを観ても流れや終わりは同じだけれど、この映画は所々聖書には書かれていない場面も作っていたのでオリジナリティがあった。
ありふれた聖書映画にはしたくなかったのかもと思った。(イエスを青い目の茶髪イケメンにした理由もそれかもしれない)

作中サロメがヨハネの首を欲しがっていると捉えてしまう展開になっているのだけは気になった。ただの危険な猟奇的少女になってしまうので、そこだけは省略せず聖書通りに、王から何が欲しいかと聞かれたサロメは、何を願うといいかと母に尋ねて、「洗礼者ヨハネの首が欲しいと言いなさい」と話した場面は描いて欲しかったと個人的に思った。

細かいところでいうと、
サロメの脇が、黒ずんで汗をかいていたり、イエスの脇も何故か処理されていて脇問題に笑ってしまった…笑
マリア

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