千年女優

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲の千年女優のレビュー・感想・評価

3.0
犯罪都市ゴッサムでバットマンの名で相棒ロビンと共に自警活動を勤しむ富豪で、病を患う妻を冷凍保存する際の事故で冷凍怪人となったMr.フリーズと対峙するブルース・ウェイン。執事アルフレッドが病に侵される中、さらに人体実験の果てに誕生したポイズン・アイビーとベインの二人にもつけ狙われる彼の戦いを描いたヒーロー映画です。

ジョエル・シュマッカーを新監督に据えて三億ドル超を稼いだ前作の路線を継続するシリーズ第四作で、製作に残したティム・バートンも卒業で興収を求めるも主演はジョージ・クルーニーに再変更。シュワルツェネッガーをヴィランに担ぎ出して一定の成功は収めましたが、批評は散々で続編も企画段階で頓挫を繰り返して終焉を迎えました。

スター俳優クルーニーの就任で色男になったことで益々「陽キャ」感が増していて、影をヴィランに押し付けようとするもこれまたスターのシュワちゃんでは同情の余地を残すしかなく残るふたりが割を喰います。歪な作品ではありますが、周りの老若男女に慕われて敵にも情を見せる様はバットマンらしくはなくともヒーローらしい一作です。
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