成田007

ドランク・モンキー/酔拳の成田007のレビュー・感想・評価

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)
3.8
ジャッキー・チェンが主演というだけで、もうコミカルを期待してしまう。

酒に酔えば酔うほどに強くなる拳法の酔拳を使い、酔っ払いジャッキーの華麗でコミカルなアクションが楽しい作品でした。

ジャッキーのすごいところは素晴らしいアクションとその中に織り込まれる笑いの融合だと思う。

香港映画といえば他の映画と一線を画す肉弾的なアクション、極限まで鍛えた体が魅力である。代表的な人物はブルース・リーやドニー・イェンなどがいます。

ジャッキーは香港映画らしいアクションに笑いを足している。例えば、ピンチになったら表情と体全身でピンチさを表現する。

普通だったらピンチこそ主人公の頑張りどころで見せ場の一つである。しかし、ジャッキーは泣き言言いながらやばさが顔に出て、笑いにしてしまう。

普通の人目線で戦っているからこそジャッキーに共感し、愛してしまうだと思う。私にとってジャッキーは等身大のヒーローです!

今作は酔拳で酔っ払った状態で見せるアクションは他のアクションにはない柔軟さと酔っ払いらしい笑いがあります。酔拳を見たことはない人に一度でいいから見て欲しい作品です!
成田007

成田007