せみ多論

画皮 あやかしの恋のせみ多論のレビュー・感想・評価

画皮 あやかしの恋(2008年製作の映画)
4.0
あぁたまらんね。

ドニー兄貴を筆頭にヴィッキー・チャオ、ジョウ・シュン、チェン・クンと豪華なキャストとそれに負けない哀しく美しい物語。もちろんアクション部分ではお馴染みのワイヤーアクションで楽しませてくれますし、音楽も、特にラストシーンとエンドロールのテーマ曲は抜群。

ストーリーは、人の心臓を食らい生き続ける妖魔と人間が複数入り乱れる恋愛劇。そこへアクションが絡むので見ごたえは中々。
多少中だるみというか冗長と思われるようなシーンもありますが、中盤以降のテンポの良さはあっという間にラストまで駆け抜けるような出来栄えだと思います。
個人的こういうラブストーリーなら大好きです。
メイン六人がそれぞれ想いを抱き、それに殉ずるように生きていく、その過程で己の愛がどういう形であるのか、あるべきだったのか知っていく気づいていく、そこがこの映画を輝かせている魅力だと思う。

ラストのジョウ・シュンの表情は本当に素敵で素敵で、もうあそこはポロポロ泣いてしまうなぁ

2を見たくてとりあえずという感じで借りたんですが満足のいく一本で感激。
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