kuu

パピヨンのkuuのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
3.8
映画『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックも出演するリメイク版は以前観て、『鑑賞記録』のみの文章やったし、
マックWin-Winのマックイーン版は書き進めてみよっかなぁ。
ラミちゃん早よ、yoh!新作007での悪役勇姿を見せてー。
ヤッパこの映画は常識に囚われてへんストーリーすね。
って、将に常識に囚われない王道の映画かもなぁこりゃ、実際、囚われの身からESCAPEしたんやし。
喝采したいくらい。
しかし、これは対岸の?いや、えらい遠くて、昔の話やさかいに、ワクワクして、脱獄を励ましてさえしまう。
こないな心境になるんやし自分はなんて単純、軽率なんやろ。
映画はこないな、本来は非難すべきかも知れない事を俯瞰して観れて感じたり出来るし、覗く事出来ひん人生観を見たら、共感さえしてしまう不思議でオモロイモンやなぁ。
『アルカトラズからの脱出』←(インクヴェイってえらい肥えたオッサンがギター弾いとったバンド『アルカトラズ』はこれから取ったとか)にしてもそう。
ヤッホークリント・イーストウッド!頭エエなぁヤルゥ♥️って。スプーンをあんな方法で使うのか❗サバイバー。
しかし、しかしですよ!
少し前の日本で、殺人未遂とかで服役しとった人が脱獄して、世を震撼させたんがあったん2012年くらいかなぁ。
在日中国人の李◯林さんは1月11日の昼前に、運動中にヒョイとスレート屋根登って、その上をツタツタつたって行き、当時壁片側には工事用足場が掛かってたとは云え、もう片側の壁は垂直!そこからダイビングの飛び降り(多分足からやけど)広島刑務所から脱獄した例のあれ。
例の?
この人は合議裁判審刑事事件(重犯罪)やし、マジに怖い。
しかし、もう一件あった、松山刑務所大井造船作業場から、平◯龍磨って受刑者が逃走した時も、日本社会は震撼したんちゃうかなぁ。
震撼戦
もともとが窃盗犯やさかい、殺人とか、累犯でもないからか、身一つでのサバイバル(これはブッシュクラフトよかサバイバルやね)にゃネット上じゃ感嘆の声も上がってたけど、ネットのボンクラどもはあくまでも対岸の火事やさかい簡単に感嘆できたんやと思う。

※余談ながら
ブッシュクラフトとは、森林等の自然環境の中における『生活の知恵』の総称とされており、その行為や技術をそう呼ぶ。サバイバルと行為が似ているが、サバイバルは『状態』、ブッシュクラフトは『手段』と区別することができる。他に、目的で区別した場合、サバイバルは『帰還目的』ブッシュクラフトは『生活目的』と分けることもできる!Wikipediaより。

実際に刑務所が町内にあって、脱獄事件が起こったらどないやろなぁ?娘や息子、孫や曾孫の通う場所近くで脱獄事件が起こったら?
てな感じで観始めたっす。
さて、映画はって云うと、主人公は胸に蝶の刺青をしていたので『パピヨン』(フランス語で蝶やけど可愛いワンちゃんを思い浮かべる小生は蝶派より犬派かな?蝶野のプロレスは好きやけど)と呼ばれた、珍庫じゃない、金庫破りのアンリ・シャリエール。
1931年、モンマルトルでアウトローな日々を送っとった彼は、盗んだバイクで走りだし🎵じゃない!!すいません。
盗んだダイヤモンドをぎっちょんちょん着服したことがバレてもて、元締めにギロり睨まれ、殺人の罪を負わされて無期懲役。
脱出不可能と言われた仏領ギアナの流刑地悪魔島へ送られよる。
マイケル・スコフィールドは全身に刑務所内部の図面をタトゥーに、、、あ!また脱線コメント
マイケルは全く関係ないので。
パピヨンは、脱獄を企てててみては失敗、過酷な懲罰房に入れられることの繰り返し、、、
まぁ主人公パピヨンは仲間に裏切られて殺人の罪をかぶせられ、生きては戻れない南米の監獄に送り込まれてしまったんさかい同情はできる。
俯瞰してる鑑賞者はやさかいに分かることで、ほんで、対岸の火事やからこそやけど。
まぁ詳しくはどうぞ鑑賞して、レビュー読ませて下さいな皆様。
メチャクチャ悲惨な監獄ではあるものの、他の囚人達は犯罪を犯してそこへ送り込まれ、謂わば自業自得で罪を償っとる。
でも、本来そうなる必要のなかったあまりに悲惨な人生を監獄の中で過ごさざる得なかったパピヨンであるからこそ、その罪の深さ・喪失感は計り知れなかったやろなぁ。
この話しは海外で昔の話やけど、新年度はまだ見てないけど、2020年の資料だと、日本における死刑囚110人に無期刑受刑者は約1800人
この中で冤罪事件はいかほどなんかなぁ、、、
そりゃ逃げたくはなるやろなぁ。
kuu

kuu