まんぼ

哀愁のまんぼのレビュー・感想・評価

哀愁(1940年製作の映画)
5.0
“人間は2種類、運のある人と無い人”

元々はそのための楽曲ではないのに、日本にて公共・商業施設等で閉館間際に「蛍の光」が流れるようになったのは、この映画に由来があるんだとか。二人が最後に踊るのが「別れのワルツ」(=蛍の光)だから。なんと…!粋だねえ。これぞクールジャパン🇯🇵


尺も100分と短いし、小細工があるわけでも無いし、大した技術も使ってないのに、ここまで重みがあって心に残る映画を作れるだなんて。

そんでマイラの演技が凄い。序盤の芯のある女性の表情、結婚した時の少女みたいな表情、娼婦になった時の品のない表情、再会した後の不安な表情、どれも別人みたいでした。

あとキティ、お前いいやつすぎやぞ!普通人の幸せはそう簡単に喜べないし人の不幸は蜜の味だろがい!まさかアンタ性善説側の人間か?!ってなった。てなわけでキティはどうか幸せになってね。ビリケン様、お願いね。
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