Hiro

續姿三四郎のHiroのレビュー・感想・評価

續姿三四郎(1945年製作の映画)
4.3
お前の苦悶は私にもよくわかる。
いや、お前に負わした苦労は私の苦痛だ。
しかし、それも
お互いに大きな道に達するためだと私は信ずる。
闘争とは新しい統一への道程なのだ。
妥協や苟合の中に真の平和はない。
途上の荊棘を恐れてはならん。
わしは柔道をかく信じて、闘争の真っ只中に飛び込んだ。
柔道と柔術とは名称の争いをしたのではない。
矢野正五郎の功名でもなければ
いち、姿三四郎の勝利でもない。
いや、柔道の勝利でもない。
そこには日本武道の勝利があるばかりなのだ。

By 矢野正五郎

先生の覚悟の言葉であろう。

※ 苟合(けいごう)みだりに他人に迎合する事
※ 荊棘(けいきょく)バラのトゲ
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