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コールド マウンテンのswのレビュー・感想・評価

コールド マウンテン(2003年製作の映画)
3.8
ジュード・ロウが驚くほど美しく男前だった。間違いなく世界を手に入れてた男。それくらいハンサム。
前から見たかった作品で、戦争物のラブストーリーは映画でド定番なのでどんな話にするのかと思っていたけど、田舎に来た美人のお嬢様と寡黙な青年(めっちゃハンサム)が、大して言葉を交わしたわけでもないのにお互いに惹かれ、時たま重なる視線に心を揺らせる。だが想いを伝える前に戦争で2人は離れ離れに……という、出だしの二人の純愛は好みの味付けで感動に期待が持てた。
でも途中から田舎で頑張るエイダとコールドマウンテンを目指すインマンのパートがお互いに独立しすぎていて、2時間30分の長丁場に、2人の純愛に興味が薄れていくのが難点。
ルビーのキャラは魅力的だけど、むしろそれが災いして、ルビーのおかげでだんだん逞しくなっていくエイダに、インマン早く来て……!みたいな悲壮感がなくなってしまう。
脇役のキャラも、レニー・ゼルウィガー、ナタリーポートマンやチャーリー・ハナムなどインパクトの強い役者が出ているので、どうしても気が散ってしまう。メインはエイダとインマンの純愛だと思うのに、2人の愛に心が震えるほどの興味を持てなかった。
ハリウッド大作らしい戦争ラブストーリーでつまらない訳じゃないし、普通に面白い。最後は感動できる。ただ、世の胸が締め付けられるような純愛映画を期待していたので、少しもったいない。ラブシーンは下品過ぎずエッチで気合いが入ってて見応えある。

キリアン目当てでも見たので、相変わらず複雑な人間の機微を一瞬の登場だが上手く表してた。あの赤子と兵士と母の場面良かった。
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