『ハング・オーバー』シリーズでお馴染みのザック・ガリフィアナキスがひたすらボケ倒すコメディ映画。監督はハング・オーバーと同じくトッド・フィリップス。
ハング・オーバーのアランは頭がおかしい所がありましたが、今作のイーサンはそれを超えるウザさかも。アランは愛されウザデブのポジションが三作目『最後の反省会』では完全にただのウザキャラになりましたしね。ただ本作はこのウザデブに巻き込まれるのがロバート・ダウニーJrというのがポイント。もう彼の顔は本当に可哀想になってくる。
やっぱりハング・オーバーシリーズと一緒で、ガリフィアナキスがウザい行動を取れば取るほどこちらは楽しくなります。ちょっとブラックすぎる笑いが行きすぎてる気がしますが…。車椅子の人とかね。『テッド2』はまだ見ていませんが予告の盲目の人イジリとか、アメリカのコメディは容赦ないね。
「父さんはコーヒーが好きだった…。そして最後はコーヒーになった…」の台詞とか、ピーターに「役を演じてみろ」と言われ、何の捻りもなく演技するイーサンとか、好きな場面も多々あります。
ただ全体的にはもう少しな印象。ラスト付近の銃の誤射とゲロ吐くシーンは完全に蛇足。ここまで来てそんな見せ場いらねーよ!これで完全にイーサンが嫌いになる。ハング・オーバーシリーズもね、面白いけどそこまで絶賛するほどかな…とは思っていたりします。