がんびーの

花とアリスのがんびーののレビュー・感想・評価

花とアリス(2004年製作の映画)
4.3
岩井俊二作品の中で一番好き。
好きなシーンが多すぎて何回でもみれる。

鈴木杏と蒼井優のやりとりがとても素敵でした。飾らない高校一年生の会話。恋愛のこと、制服のこと、習い事のこと、部活のこと…、そんな二人の前に突如現れた一人の男の子。彼の存在が二人の絆を揺るがす。でも揺らがない。不思議で魅力的で芸術的な一本。

映像の綺麗さは言わずもがな。岩井俊二は自分で音楽も担当してますが、本作品はその音楽が特に際立っていました。二人が桜並木を歩くシーンなんて一生見ていられます。

他人にあんまりお勧めしたくない。知られたくない傑作。

自由奔放なアリスに振り回されてばかりのハナは、アリスが一目惚れした高校生を尾行するうちに、その彼の隣にいる宮本に恋心を抱く。高校に進学した二人は宮本の所属する落語研究会に入部し、ハナは宮本との距離を縮めていくが、アリスも宮本に恋してしまう。岩井俊二監督が鈴木杏と蒼井優を主演に迎え、友情と恋のはざまで揺れ動く少女たちの成長を描き出す。蒼井優が光に包まれた映像の中でクラシックバレエを踊るシーンが秀逸。
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