まーしー

ルームメイトのまーしーのレビュー・感想・評価

ルームメイト(1992年製作の映画)
3.0
見ず知らずの人と同居することの恐怖を描いたスリラー映画。
定番の「実は裏の顔があった」シリーズ。

ヒロインは、恋人と別れたばかりのアリー(ブリジット・フォンダ)。
彼女の透き通るような白い肌が美しい。住む家が舞台なだけあって、薄着かつラフな格好が、余計に色気を醸し出している。
その彼女の見た目を真似するルームメイトのヘディ(ジェニファー・ジェイソン・リー)。
アリーと同じ服、同じ髪の色……ルックスが全く異なる2人が、こうも似るのかと思うぐらいの変貌ぶり。

明らかに不気味なルームメイトの存在。時には狂気すら感じる。
にもかかわらず、ヘディに寄り添おうとするアリーは、あまりにもお人好しな印象。
そして、お人好しであるが故に生じる、不幸な出来事。
見知らぬ人との同居生活や、その同居人を信じようとするヒロインの姿勢には、どこか共感できなかった。

アリーを真似ようとしたヘディの動機は、終盤で明らかになる。
想像の範囲内なので、あまり驚きはない。サスペンスとしては可もなく不可もなく、といったところだろう。
ただ、ブリジット・フォンダとジェニファー・ジェイソン・リーの美女2人から漏れ出る色気は、この作品の魅力の1つだと思う。それほど美しいと感じた。