ベビーパウダー山崎

マイ・ハート、マイ・ラブのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

マイ・ハート、マイ・ラブ(1999年製作の映画)
2.0
四組の男女をバラバラに映していく群像劇スタイル。一堂に会する終盤が見せ場だと思うが、しょうもない関係性。というか、それならはじめから「家族の物語」として正面からドラマで演技合戦させれば良いのに。こういった薄っぺらな作品をそれなりに真剣に見てしまうと、ロバート・アルトマンやポール・トーマス・アンダーソンが「映画」に選ばれた神か天才に思えてくる。群像劇って、単にそれぞれの場面(キャラクターの人生)を並べて、そのくだりを次々に映しているだけではエモーションやグルーヴが生まれにくいし、実際撮るとなると相当難しいよ。
エイズ、オーバードーズが別れの涙を誘う90年代アメリカ映画。ジーナ・ローランズとガッツリ共演しているショーン・コネリーがやけに嬉しそうに芝居をしていた。なぜかナタキンがノンクレジットでちょこっと出ている。マデリーン・ストーはいつでも最高。