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地球の静止する日のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
3.3
ハリー・ベイツの短編小説「来訪者」をもとに、ロバート・ワイズ監督が反戦メッセージを込めたSF映画の古典。
音楽はバーナード・ハーマンが担当。電子楽器テルミンを使って不安感を盛り上げる。
原題: The Day the Earth Stood Still (1951)

アメリカの首都ワシントンD.C.のモール地区に銀色の未確認飛行物体(円盤)が着陸。
人間の姿で奇妙な服を着た宇宙人クラトゥ(マイケル・レニー)がロボットのゴートとともに現われる。
恐怖に駆られた武装兵が発砲。けがをしたクラトゥは病院に運ばれるが、抜け出して宿屋に紛れ込む。
クラトゥは、ある意図から世界中の電気を30分間止めてみせるが、誤解され逮捕命令が出される…。

~登場人物など~
・警察ロボットのゴート(2メートル31センチのロック・マーティン):暴力の兆候がみられるモノを察知するとレーザーのような光線を出し消滅させる。
・著名な科学者バーンハート博士(サム・ジャッフェ) 
・宿屋に住む戦争未亡人ヘレン(パトリシア・ニール):クラトゥからある大切な役割を担わされる。
・ヘレンの息子ボビー(ビリー・グレイ):クラトゥと仲良くなる。
・ヘレンの恋人(ヒュー・マーロウ)

"宇宙の平和と友好"
"ゴート、クラトゥ、バラダ、ニクト"

「地球をどうするかは自由だが、宇宙に暴力を拡散するなら、この星は焦土と化すだろう」

今観ると古めかしいのは止むを得ないが、
テーマについては普遍…国連の意義と機能不全、防衛のための先制攻撃…いろいろ考えさせられますね…。
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