Jimmy

ひばりの お嬢さん社長のJimmyのレビュー・感想・評価

ひばりの お嬢さん社長(1953年製作の映画)
1.8
川島雄三監督作だから観たのだが、美空ひばり主演の歌謡映画だった。
物語は、剛腕社長が病気のため孫娘(美空ひばり)が社長になって会社のために活躍する、という話。美空ひばりは16歳の設定であり、実際もそのくらいの歳に見えるので、当時のファンには受けたのかも…。
小生、美空ひばりの歌は殆ど聞いたこと無い世代なので、イマイチのりきれない映画だった。

昔の東京の風景、特に「水上バス」の停留場として「浅草」があって、そこに船で乗り降りする風景などは今となっては珍しいのではないだろうか。

主演の美空ひばりよりも周りを固める俳優たち大坂志郎さん、特別出演の二人(佐田啓二、月丘夢路)などに眼が向いて、俳優みんなで面白い映画を作ろうという姿勢は見られた。
確かに、物語の流れ的にはコメディっぽかった。でも、笑えない…(笑)

川島雄三監督作品には波があるので、松竹らしい雰囲気はあったものの、当時のアイドル映画とするにはこのくらいだろう、という気がした。
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