ウィリアム・ワイラーの観る
カーク・ダグラス主演のＮＹ２１
分署刑事部屋舞台の室内劇。
舞台の映画化のようです
リー・グラント演じる万引き女か
ら始まり数名の容疑者と刑事のや
り取りが続きますけど刑事にすれ
ばいつもの毎日なのでリアルかも
しれないけど緊張感漂うわけでもなく
まったりとした感じ
そんな中でダグラス演じる刑事は犯罪者
は皆悪人に決まってるだろと異様なテン
ションの持ち主。
彼が執拗に追っている男に愛妻の過去
が繋がってるかもしれない。。。
進むに連れこのエピソードが中心になり
ますが人はどこまで赦すのか？
赦さないことは罪なのか？
苦悩するダグラス刑事で終わり方見てる
とキリスト教の教えも関わってるようで
はあります
ダグラス刑事がそういう男に成ってしま
ったのも頷ける過去も有るけど妻にすれ
ばこの夫はどうなのよという所もあり
問題提起している様です。
今の価値観なら妻寄りではないでしょう
かね
最初に登場する万引き女リー・グラント
がとても良いです。
夜間裁判待ってるのでただ署内を眺めて
るだけですが赦しに寛大な女性の様で
ダグラスの対極に置いてるのかも
ダグラス夫妻のエピソードは救い無いけ
ど別な未来ある二人で救ってる
屋外出る二人を俯瞰で撮る視線は誰と思
ったりもします
