ハレルヤ

3人のゴーストのハレルヤのレビュー・感想・評価

3人のゴースト(1988年製作の映画)
3.7
テレビ局の若社長であるフランク。傍若無人で周囲の人を雑に扱い嫌われる存在だった彼の元に、3人のゴーストが現れる。フランク自身の過去、現在、未来を見せて自らの過ちを振り返り、やり直していこうとする姿を描いたファンタジードラマ。

以前見たつもりでいた作品でしたが、実は見たことなかった事に最近気付き、クリスマスシーズンのタイミングを待って初鑑賞。

ビル・マーレイの魅力全開の作品。やはりゴーストと相性が良いんでしょうか。思いやりがなくて自分の意のままに行動するフランク。そんな自己中な彼が自分の人生と周囲の人を見つめ直した時、自分の間違いに気付く。

序盤はまさに極悪人のような姿から、物語が進むうちに心を入れ替えていくフランクを好演。時にコミカルさを出しながら巧みに演じているのはまさに彼の真骨頂。

各々が特徴的なゴーストたちの姿も本作の特徴。タクシードライバーだったり、魔女だったり、ガチのモンスターだったりとそういったところも見てて面白い。

色々ありながらも最後は良い雰囲気で締め括るので、クリスマスに見るには最高の作風になっています。80年代の空気感もその雰囲気作りを後押ししているように思えましたね。
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