ゴン吉

地獄への道のゴン吉のレビュー・感想・評価

地獄への道(1939年製作の映画)
4.0
西部開拓時代に実在した列車強盗ジェシー・ジェームズの半生を描いた西部劇。

ミッドランド鉄道は鉄道建設のため、住民達の土地を強引な手段で法外な安値で買い叩いていた。
ジェームズ兄弟の農場にも、鉄道会社のパーシーが買い叩きにやって来るが、ジェームズ兄弟は銃で撃退する。
しかし、パーシーは逮捕状を手に入れて再びジェームズ農場を訪れ、母親を死に追いやる。
ジェームズ兄弟の弟ジェシーは、復讐のためパーシーを射殺し、さらに悪質な鉄道会社への列車強盗を始める。
ジェームズ兄弟らの列車強盗団は、土地を騙しとられた農民たちから英雄として支持されるが……

法で裁かれない横暴な鉄道会社への制裁としての強盗は痛快です。
ジェームズはまさにダークヒーローといったところです。
愛する者の存在が理性を保つのに重要であることも描かれています。
当時の鉄道建設の様子を知ることが出来る秀作です。

「彼はアメリカ合衆国の歴史上で最もいまいましく憎らしく魅力的な男だった!」 

BS TVで鑑賞
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