メイマーツインズ

南極料理人のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.3
《おいしいごはん、できました。》

”キツツキと雨〟の沖田修一監督×堺雅人主演で贈るハートフルな南極物語。ソフト所有で再鑑賞。

前回レビュー作品”刑務所の中〟と舞台は違えど、世間から隔離された環境、コミカルでほのぼのとした作風がよく似ている。これは、セットで観るべきと思い…

堺雅人がハマり役!彼の人間性が滲み出ていて、ドラマ”半沢直樹〟以前では堺雅人といえば”南極料理人〟のイメージが強く…
草食系の堺雅人と対極にある肉食系の生瀬勝久や豊原功補の存在感がこの作品を引き立てている。

食を通じて、心を通わせる。こんな映画、大好きだぁ〜!
”ディナーラッシュ〟”マーサの幸せレシピ〟”バベットの晩餐会〟”リストランテの夜〟…
日本映画では、”かもめ食堂〟最近では”深夜食堂〟”最初の晩餐〟もいいね。

《すべての欲は”食〟に通ず》

人間には色んな欲があるけど、まずは”食〟があってこそ。本能として最終的に残る欲は睡眠欲、そして食欲ではないだろうか…
”食〟は人を笑顔にさせる力がある。生きるために栄養を取るためだけではなく、美味しいものを食べることで心も満たされ元気になれる。複数で食べると、大事なコミュニケーションのツールにもなる。

やはり”食〟の力はすごい!

観る人の心を”食〟の力で温めてくれる素敵な逸品です!