チッコーネ

南極料理人のチッコーネのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
1.5
オフビートで絶望的ですらあった。
南極まで行っても自分のテリトリーから出られない男たちと家族など周縁の人々の、互いに無関心な関係を描写する演出がうんざりするほど貧乏臭い。
図々しく同調を求めてくる雰囲気も感じられて、正直うざかった。

実話ベースらしいが、原作はもっと面白いのだろうか。
しかしただでさえ過酷な環境で、水回りなどの設備が劣悪な施設に、同じ人間を1年も送り込まなくても良さそうなのに…、予算がないのかしらん。
南極(実は北海道?)のロケ場面はさすがに美しい。