なまくらウォッチメン

召使のなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

召使(1963年製作の映画)
4.2
英国の階級社会批判を伴った主従逆転ものとしても当然面白かったが、相手の性生活を支配してから取り上げ、去勢された同性愛的な支配関係に帰着する終盤の方がより興味深かった
『パラサイト/半地下の家族』より『Saltburn』の方が今作からの影響が強いように思う

2つのストーリーライン(キャラクターの動向)を並行させ、常にフレーム外でもことが進んでいることを意識させる作りが、不穏なサスペンスとしても良く出来ている

ダーク・ボガードはいつものダーク・ボガードって感じでキモかった