文玧は今年もライブ中

ネバーエンディング・ストーリーの文玧は今年もライブ中のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

みんなそれぞれのはてしない物語があると思っている。
大好きな作品。
改めて観るとコンパクトでびっくりした。
100分弱くらいて。2が原作の後半で3はオリジナル。どんどん原作から遠ざかる。
すぐTurn around~くるし。
こんな話ですよの導入作品としてはいいのでは。
ミヒャエル・エンデは訴えたが。
岩波の原作本の装丁が本当に素敵で。
あかがね色(なんて表現)の布張りで
アウリンの文様があしらわれていて
文字も現実世界の部分はあかがね色
ファンタージエンの部分は緑色になっている。わくわくだ。
子供の頃はなんで私の持っているはてしない物語はアウリンが映画の中の本みたいに盛り上がっていないんだろうと真剣に思っていた寝ぼけた子供だったが
今は映画の中の小道具と同じ装丁の本も売っていた。
本から入る。

登場人物たちの個性がすごくいい。みんなとてもいい顔をしている。
ギリギリのところで親しみを感じる愛嬌のある顔。絶妙。
ファルコンとかもうレジェンドの造形。つぶらな瞳どころではない。
乗り心地どんなのだろう。包容力が半端ない。絶対的な安心感。水の中にも入れる。
主役の3人の子供たち。
バスチアンアトレーユ幼ごころの君の美しいこと美しいこと。象牙の塔もキレイ。なんかスターウォーズみたい。
特殊効果も今だったらもっとよく出来るかもしれないけど
思い出が刷り込まれているのでこれで私は満足。
アトレーユ本当に過酷で可哀想だった。絶望に次ぐ絶望。なんにもできなかった。たーだ大変だった。報われなさすぎ。一番の苦労人。
憂いに飲み込まれてしまったアルタクスとの別れシーンとか今観ても嫌すぎた。
一人ぽっちであてもない旅をして
ファルコンにまた友達ができてうれしいって言ったときは泣いた。
色んな仲間が素敵だ。
最後はアルタクスとまた一緒にいて本当によかった。美しいアルタクス。

全てわかっていてやらせた幼ごころの君は結構酷い。狡猾。
見た目子供でもあれ中身人ではないだろう。
でもin the beginning~って言い方がすごく可愛かった。
バスチアンはお母さんの死を乗り越えて大人になった。鼻が可愛い。
屋根裏で毛布にくるまりながら
ロウソクの炎(火事にどきどき)で夢中になって本を読む、外はいつの間にか嵐?とか
なんて世界に入れるとびっきりのシチュエーションなんだろう。

名前から始める。