Miki

ジェイムス・ディーン物語のMikiのレビュー・感想・評価

ジェイムス・ディーン物語(1957年製作の映画)
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邦題はジェイムス、なのかジェームスなのか。本人はジミーと名乗ってたんだろうけど。あまりにも短い人生。自分の世界を持ち付き合う人を選ぶ、気難しくて気分屋、車やバイクが好き、受け入れてくれる人もいたけど孤独だった。いろんなことが知れる作品でした。ドキュメンタリーだけど本人が登場しない分、全部推測や回想だから映画っぽくて面白かったです。こんなにも複雑な彼の笑顔は自虐的にも見えて悲しい、でもそれでもに彼の笑顔が見たい。彼が笑ってくれると安心さえ覚える。50年代でこんなに写真が残ってることがいかに彼が撮られる側の人間だったか、みんなが撮りたくなる人間だったか伝わりました。10代の苦しさを見事に表現し、若者の代弁者と呼ばれた俳優。本当に映画界の輝く流れ星だったんだなと思いました。なんとなく繊細すぎて自殺しそうにも見えるけど、ディーンは自殺しなさそう、生きづらさと共に生きていくことを選びそうだと思いました。
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