MikiMickle

サイレント・パートナーのMikiMickleのレビュー・感想・評価

サイレント・パートナー(1978年製作の映画)
3.7
1978年、カナダ映画。
ショッピングセンターの銀行で働く銀行員マイルズ(エリオット・グールド)。地味で、熱帯魚が趣味。同僚のジュリー(スザンナ・ヨーク)が好きだが、微妙な関係。
ある日、サンタに扮装した男が銀行強盗をする事に偶然気づき、事件の混沌に紛れてまんまと出し抜き、大金を手にする。

強盗犯ハリー・レイクル(クリストファー・プラマー)がテレビで事件の報道を見ると、奪った金額が全然違うことを知る。
あの銀行員の仕業だと気づき、マイルズに迫るっ‼

そんな中、マイルズは父の世話をしていたという看護婦と出会うのだが……


この映画が面白いのは、銀行員マイルズの追い詰められた恐怖を描いたものだけではないという事‼
マイルズ、ヌボーっととぼけた顔してるくせに、頭がキレて、強盗犯を逆に追い詰めていくんです♪
強盗犯ハリーも狂気じみた殺 人鬼で、その二人の攻防戦が楽しめる‼ いや、むしろ、マイルズの方が上に立つのです♪

サイレントパートナーとは非執行共謀者のこと。
二人は、敵対関係でもあり、共謀者でもあるのです。

プロットがシンプルかつ、とても巧妙でした♪
この映画から36年たってるわけで、映画界も裏へ裏へとこんがらがったストーリーになってきてるし、私も散々サスペンス見てきて複雑なのも好きだけど、
これは今見ても面白かった‼ 巧みな脚本です‼
立て続けに色々おこります‼

ラストの攻防戦は見物‼

そして、ラストのラスト。
様々な終わりかたに出来たはず。
複雑にしようと思えば出来る話。でも、ストレートでした♪
アメリカの影響を受けてるけど、カナダ映画っぽい♪


『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐を演じたクリストファー・プラマーが凄みのある狂気的犯罪者ってところも良かったし、最後の変装には笑ってしまった。 吹き出した(笑) よりによって○装……www 他にもあっただろうに……www トラップ大佐が○装www


脚本は、『L.A.コンフィデンシャル』、『イン・ハー・シューズ』『8Mile』などのカーティス・ハンソン監督‼
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