面白い。
とても面白い。
だけど、ちょっと冷静になってみると、脚本がかなり甘い。練られた脚本という感じがまったくしない。
それでも、面白い映画になったのは、ヒュー・ジャックマンとメグ・ライアン、2人の俳優がいたから。
1876年の公爵で発明家のヒュー・ジャックマンが、タイムリープして、2001年のニューヨークへ。そして、メグ・ライアンと出会うラブコメディ。
21世紀のニューヨークで白馬に乗ってやってきた王子(伯爵)が凛々しくて、変に見えないなんて、ヒュー・ジャックマンにしかできない技!
メグ・ライアンはこの映画のとき、すでに40歳くらい。なのに、何、この、チャーミングさ!
でも、しっかり40歳だから会社のお偉いさんの役も変じゃない。
ヒュー・ジャックマンとメグ・ライアンじゃなかったら、ぶっちゃけ、かなりグダグダな映画になっていただろうとは思う。
原題は主役2人の役名から「ケイトとレオポルド」だけど、この映画に関しては「ニューヨークの恋人」という邦題の方が好き。