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耳をすませばのRのネタバレレビュー・内容・結末

耳をすませば(1995年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

素直に純粋に楽しめる作品。

図書カードで名前を知るってもうレトロだなあ
ギリギリ図書カード使ってた世代なので、つい人の名前見ちゃうの共感。

中学生で気になってる男の子がヴァイオリン職人になりたいといってイタリアに行くなんて、届かない恋になりそうだけれど、でも雫は「自分もやればいいんだ!」と決める心持ちが素敵。小説を聖司が帰ってくるまでの2ヶ月で書きあげたけれど、それでもダメダメだってわかってて悔しくて、「好きだけじゃダメなんだ」って気づくのも。そしてそれをあったかく見守る雫の家族はもちろん、聖司のおじいさん🥺!
このおじいさんよ。。。
あったかいうどん作ってくれて、「がんばれ」とか単純な言葉じゃなくて、インテリというか色んな意味で大きいというか。そしてチェロ弾きで、戦争前の海外を見て、恋があって、戦争も経験してて、そして孫がいて、儚げな目をしててもどっしりと構えている器があって、、、

耳をすませばをゆっくりじっくり観ると、地球屋の時計にPorco Rossoの文字が彫られていたり、雫の小説のイメージは、三鷹の森美術館で観られる「星をかった日」という作品が影響を受けた井上直久氏の「イバラード」にインスパイアされてると分かったり、その中に中トトロ、小トトロがいたり、雫の背景が変わってたり、、、と結構面白い。
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