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スクール・オブ・ロックのYYamadaのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
3.7
【音楽映画のススメ】
~ 音楽と映像の素晴らしき
   コラボレーション

◆作品名: スクール・オブ・ロック (2003)
・作品のジャンル : コメディ
・楽曲のジャンル : ロックンロール

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・落ちこぼれのミュージシャン、デューイは、良家の子女が通う小学校へ代用教師として潜り込み、毎日子供たちにロックを教え込む。
・あげくの果てに、学校に内緒でバンド・コンテストにも出場しようと企むが……。

〈見処〉
①全てのロックファンに捧ぐ!
 ジャック・ブラック主演の痛快コメディ
・『スクール・オブ・ロック』は、2003年に製作されたミュージカルコメディ映画。監督は『ビフォア・サンセット』シリーズのリチャード・リンクレイター。
・一流小学校の教師になりすました売れないロックミュージシャンを演じたのは、実際にバンド活動も行っているジャック・ブラック。本作が彼の出世作品となった。
・劇中で流れる曲は、ザ・クラッシュ、クリーム、ザ・フー、AC/DC、ラモーンズ、ザ・ダークネスなど、超メジャー曲ばかり。うちレッド・ツェッペリンの「移民の歌」は、権利関係のハードルが高く許諾は困難と思われていたが、ジャック・ブラックが劇中終盤のホールのエキストラとビデオレターで懇願したことにより、使用許諾が降りたそうだ。

②結び…本作の見処は?
◎: 終盤~エンドロールに至る、小学生バンド「スクール・オブ・ロック」によるAC/DC風のハード・ロックは、痛快・爽快。全ての鑑賞者のテンションをあげてくれる、素晴らしい展開。
◎: プロ顔負けの演奏を見せる小学生バンドメンバーだけではなく、裏方の重要性を説くジャック・ブラック先生に好感が持てる。
○: 耳にしたことがあるフレーズ!とにかく有名なロック曲の劇中登場は嬉しい。
○: 音楽がテーマの作品ながら、しっかりと間をとり、喧騒と静寂のバランスが良いのは、リチャード・リンクレイターの得意とする演出によるもの。
▲: ロックする感動はあるが、人間ドラマとしては『天使にラブソングを2』に被る、ありがちなストーリー展開だからだろうか。
▲: メインボーカルのジャック・ブラックに対し「いつまで唄うんかい!」とツッコミをいれたくもなるほど。
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