ルーク大佐

十二人の怒れる男のルーク大佐のレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.3
3年ぶりくらいに5~6回目の視聴になった。まったく古さを感じない。犯罪映画、陪審員ドラマの制作者にとってはお手本となる脚本だろう。

有罪無罪の審議過程の中で陪審員の人間性が浮き彫りになり、他人への無関心、無責任という感情の恐ろしさが浮かび上がる。

もはや語るべくもない傑作映画だが、何度見ても脚本と演出の卓越さに痺れる。長セリフや長尺シーンは役者の演技力と監督の演出力に脱帽する。

裁判をテーマとする分野の中で、偉大な映画のひとつ。
ルーク大佐

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