内田裕也企画、主演。ロス疑惑や日航機墜落事故などを題材に虚構と現実を入り交えマスコミの凶気を描いた快作。今からふた昔前の綺羅びやかな芸能界。カメオ出演、友情出演をするスターもいちいち豪華！
芸能リポーターとなって『恐縮です！』とアポなしの突撃取材をする内田裕也のまぁエロいこと。晩年の白髪ステッキ姿しか見たことがなかったから、その中年の身体から漂う色気にクラクラしながら鑑賞していた。
そして、そんな裕也さんから主役の座を完全に奪ってしまう若かりし頃のビートたけしのオーラと存在感。調べてみれば戦場のメリークリスマスとその男、凶暴につきの間の期間に製作された作品とのこと。その殺気を帯びたかたぎには到底出せない貫禄にただただ圧倒される。正直、戦メリよりも役者ビートたけしの魅力と可能性を引き出せている気がする。さすが滝田洋二郎監督だわ🤦
