警察学校で揃って首席となった
2人の男クラレンスとモンテス。
実際の事件を担当して
先に解決した方が首席にする事ととなる。
で、いきなり殺人事件を担当(笑)

ジャック・ベッケルの長編デビュー作🎬
やっぱり友情ってていいよな🤤
競い合いながらも信頼してて
2人の関係性が素晴らしかった！

終盤ハラハラ😳
電話とマッチ箱が印象的。

ジャック・ベッケルの長編デビュー作。

のちの作品群と比べるとカラッとした明るさや無邪気に近い笑いが随所に挟まれる点が目立つ。フランス産映画ながら妙にアメリカンなテイストなのも特徴のひとつか。

警察学校の主席を決めるために、同点首位の2人を実際の殺人事件の捜査に送り込む・・といういささか非現実的な設定で話がスタートするが、思えばこの無稽な設定も「フィルム・ノワールながら軽妙なおはなし」を際立たせるためにプラスに作用していると解釈できよう。

軽妙なおはなしの上で躍動する、さらに軽妙な2人の主人公。
フィルム・ノワールにつきものの女性～ファム・ファタール～はきちんと登場しストーリーに大きく関わるが、話の中枢を担うのはこの2人の友情ともライバル心ともとれる“粋”な関係性。その証拠？にクライマックスからラストシーンまでに女性を一切配さず、最後は主人公2人の小洒落た会話と顔のアップ（野郎の顔アップで終わるんかい！）で「FIN」とエンドマークが打たれる。

終始速いテンポながらもライターや電話交換手などの“小道具”を作中に楔のように打ち込み、また細かい伏線をさりげなく散りばめて観る者の興味を持続させている。デビュー作にして確かな手腕、細やかなテクニックを感じ取ることができる。

ジャック・ベッケルの観る
実質デビュー作

仮想国カリカル
警察学校の首席争うモンテスと
クラレンス。
どちらか最後まで決まらず高級
ホテルで起きた殺人事件の捜査に
二人派遣して決める事に

刑事候補生が捜査するというアバウトな
感じからしてとても良いです

アメリカ人ギャングのアマニトとルディ
の取り分からの仲間割れ。
逃げるアマニトをルディが追い掛けホテ
ルの隣室に潜むがアマニトが何者かに
射殺されて

仲間受け良いモンテス
女性を楽しませる術知ってるクラレンス。
二人の性格活かした捜査でモンテスは
学校仲間と協力。クラレンスはルディと
行動共にする妹に近付き潜入捜査ですね。
クラレンスと妹は恋に落ち二人の恋が
捜査にも影響し物語の幅も拡げて。
最後に決断迫られる妹ですがクラレンス
はどこまで本気なのか分らないのがさら
に良いです

クライマックスは真っ暗な闇の中で文字
通りノワールで迫力アリますがそこまで
は男女の駆け引きも有っての犯罪モノで
軽くはないですが重苦しくもなく

候補生の二人と仲間達が活躍する若者の
映画でもあり本職の旧世代刑事がほぼ
捜査に関わらない。
42年戦中の作品とは思えない若者の希望
に満ちた映画でした

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