決して高得点付ける気にはならんけどすげえな、これ。
ゴリゴリに訳分からんし、ファンタスティック映画祭グランプリってのも凄いし、これが今になってBlu-ray化されてんのも凄い。
いや確かに色んな意味でファンタスティックだけどもさ。
アホみたいに長い邦題のお陰でやたら印象に残る本作。
マッドサイエンティストによって己の手で両親を殺めてしまったマイケル君が復讐する話。副題そのまんま。
先ず単純に面白くなかったです。
尺を補う為なのかやたらダラダラしてて話が頭に入って来ない。
たった80分ちょいなのに120分以上の時間に感じたし、テンポの悪さに集中力持たず、途中何回も「これどういう話だっけ？」ってなった。
無駄に長いバカンスシーンとカーセクロス、突如始まる喧嘩とカーチェイス、ちょいちょい挟み込まれるホモホモしい演出。
悪役キャラのスパイダーさんが主人公マイケルより存在感抜群でかっこいいもんだから、海外版でコイツを据えたジャケットが多いのも納得。
復讐はあまりにも呆気なく、何より驚くのがスパイダーさんが登場する終盤の展開よ…いや～開いた口が塞がらないとはこの事、投げ槍にも程がある。
何よりも、これ程までに愛されポンコツ映画になりえるポテンシャルを持ちながらも全っっ然面白くないのがすげえ。
まぁ好きな人は好きなんだろうけどなぁ…よくあるビミョーーーーなB級って感じで私のツボじゃなかった。
手術シーンは結構生々しくて見応え有。
