「どうせ皆殺しに合うんだ」(父)
「そんなことはない。
止まらなければいいのよ。
そしたら誰も殺されない。だって止まるたびに誰かが殺されるんだから、走り続ければいいの・・・。
マーコットに行こうよ」(娘)
イブの夜、いつも使う高速道路は退屈なので、一般道で里帰りする一家4人と娘の恋人が遭遇する恐怖。
時計は止まり対向車のない、脇道のない地図にない一本道、どこまで走っても道路表示は誰も知らない「MARCOTT(マーコット)↑」という地名、突然現れた赤ん坊を抱く女、気がつくとずっと同じ道を走っているかのように何度も見かける小屋。
そして、マニアックなクラッシックカーに一人づつ拐われ無惨な姿になっていく家族。
ところどころにある不要なシーンを除けば設定も展開も落ちも良く考えられています。
「もう何時間走ってる?
この一本道どこまで続くんだ?」
目指していた「MARCOTT(マーコット)↑」の正体がわかったとき、この映画の面白さがわかります。
オチの後のお誘いは要らないシーンのような・・・。
仲の悪い夫婦の会話は、吹替えがお奨めです。